美意識で設える洗面室収納。

わが家の洗面所収納のヒント。

新しいおうちを考えるとき、家族みんなが毎日使う洗面所は、気持ちのいい場所にしたいですよね。

でも、洗面所は歯ブラシや化粧品、タオルなど、いろんなモノが集まる場所。気づけば物であふれて「なんだか落ち着かないな…」と感じることはありませんか?

この記事では、そんな洗面所をすっきり快適な空間にするための、収納選びのヒントをやさしくお伝えします。方法は大きく2つ。どちらが自分たちの暮らしに合いそうか、一緒に考えてみましょう。

 

1|なぜ?洗面所が散らかる訳

まず、どうして洗面所はモノが増えやすいのでしょう?理由は主に3つあります。

モノの形がバラバラだから│小さな小物から大きなボトルまで、大きさや形が違うモノがたくさんあります。

スペースに限りがあるから│おうちの中でも洗面所は比較的コンパクトなことが多いです。

お掃除が気になる場所だから│湿気や髪の毛、ホコリなどがたまりやすい場所でもあります。

 

2|収納の選び方は2つ

この場所を快適にするための収納方法は、大きく分けて2つ考えられます。

① 市販の家具を置く方法│インテリアショップなどで、好きな棚などを買ってきて置く方法です。

② 造り付けの家具にする方法│おうちを建てる時に、空間に合わせて棚などを作ってもらう方法です。

どちらにも、それぞれの良さがあります。一つずつ見ていきましょう。

 

3|①市販の家具を置く方法

こんな良いところ

気軽に始められる│費用を抑えやすく、たくさんの選択肢から選べます。

デザインが豊富│「こんな雰囲気が好き」という自分の好みに合わせて、自由にコーディネートできます。

暮らしに合わせて変えられる│家族が増えたり、気分を変えたいときに、家具を買い足したり配置を変えたりできます。

考えておきたいこと

すき間が気になることも│壁や洗面台との間にすき間ができ、ホコリがたまりやすくなる場合があります。

空間とのバランス│空間にぴったりのサイズを見つけるのが難しく、少しアンバランスに見えることもあります。

収納量の確認│置きたい場所にちょうど収まる家具が見つからないと、思ったより収納量が確保できないこともあります。

 

4|②造り付けの家具にする方法

こんな良いところ

空間を有効活用できる│壁から壁、床から天井まで、スペースをむだなく収納として使えます。

見た目がすっきり整う│空間に一体感が生まれ、まとまりのある落ち着いた印象になります。

お掃除がしやすい│家具と壁の間にすき間がないので、ホコリがたまりにくく、日々のお手入れが簡単です。

考えておきたいこと

費用は高めになる傾向│オーダーメイドのため、市販の家具よりは費用がかかることが一般的です。

後からの変更は難しい│一度設置すると動かせないので、将来の使い方をよく考えておく必要があります。

最初の計画が大切│「何をどこにしまうか」を最初にしっかり計画しないと、後から使いにくさを感じるかもしれません。

 

5|どちらが暮らしに合うかな?

さて、どちらの方法が、あなたの家族の暮らしに馴染みそうでしょうか?

市販の家具が合いやすいかもしれない方

・予算はなるべく抑えたい

・インテリアを自分で選んで楽しみたい

・ライフスタイルの変化に合わせて、柔軟に変えていきたい

造り付けの家具が合いやすいかもしれない方

・日々のお掃除は、できるだけ簡単にしたい

・モノはすっきりと隠して、生活感の少ない空間が好き

・長く住む家だから、使いやすさを大切にしたい

 

6|もっとスッキリ!収納のコツ

どちらの方法を選んでも役立つ、簡単な収納のアイデアもご紹介します。

「壁」や「上」の空間も見てみる│洗濯機の上など、空いている壁に棚を一枚取り付けるだけで、便利な収納スペースが生まれます。

箱でやさしく仕切る│引き出しの中を小さな箱で仕切ると、細かいモノが迷子にならず、さっと取り出せます。

「一時置き場」をつくる│脱いだ服や使う前のタオルを入れるカゴをひとつ用意するだけで、洗面台の上が散らかるのを防げますよ。

 

7|快適な一日のはじまりに

洗面所の収納えらびのヒント、いかがでしたか?

どちらの方法が良い・悪いということはありません。大切なのは、家族みんなが「ここちよいな」「使いやすいな」と感じられること。

どんな毎日を送りたいかを想像しながら、自分たちに合った方法を楽しく選んでみてくださいね。

建築工房『akitsu・秋津』

美は、日々の営みの中に。

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