選ばれた人だけの、家づくり。
時間と価値を育む家、私の哲学。
もしあなたが家づくりを、人生最大の創造的プロジェクトと考え、流行や価格に惑わされず、揺るぎない価値を見抜ける方なら――私たちは、きっと深く語り合えるでしょう。
私は、建築士として、世の中の家づくりの「常識」から少し外れた、一本の道を歩んでいます。私が掲げる数々の「やらないこと」。それは、単なるこだわりではありません。家づくりという長い旅路において、あなたを絶対に後悔させないという、私からの固い誓いであり、未来への責任です。
これは、万人受けする家づくりではありません。私と同じ未来を見つめることのできる、ごく少数のパートナーにだけ、私の想いのすべてをお話しします。
1|なぜ、すぐに家の話をしないのか
私にとって家づくりは、単なるビジネスではありません。あなたという人間の生き方、美意識、そして夢に深く触れる、神聖な対話だと考えています。だからこそ、間取りや設備の前に、まずあなたとの関係性を築くことに、すべての時間を注ぎます。
営業マンを置かず、私が直接お会いします
あなたの前に立つのは、設計から現場の隅々まで、そのすべてに責任を持つ私自身だけです。間に人を介さないことで、あなたの言葉にならない想いや大切にしている価値観が、歪むことなく一本の線となり、空間として形になるのです。私が投資するのは広告費ではなく、あなたの家を支える素材と、信頼する職人たちの研ぎ澄まされた技術だけです。
設計図は、すぐには描けません
あなたの人生の舞台を描く設計図は、付け焼き刃の知識や手間で生み出せるものではありません。それは、土地の声を聴き、光と風を読み、あなたの人生に深く関わるという覚悟の証です。「無料プラン」という慣習をなくし、この最も大切な創造の時間に正当な価値をいただくこと。それこそが、最高の家づくりに向けたパートナーシップの始まりだと信じています。
2|目指すのは「100年後も美しい家」
時が経つほどに味わいを増し、価値を増していくもの。それは、一過性のデザインではなく、誠実な哲学に裏打ちされた、美しい骨格を持つ家です。私は、100年後の街並みから逆算して、今、目の前の家を設計します。
日本の風土が育んだ「在来木造軸組」だけ
柱と梁で構造を支える、日本の伝統的な工法。木の呼吸を活かし、地震の力をしなやかに受け流すこの方法は、世代を超えて住み継ぐことを可能にする、先人の知恵の結晶です。工業製品でつくる家が失ってしまった生命力を、私は建築に取り戻したいのです。
あなただけの家をゼロから創ります
私に「規格住宅」という発想はありません。あなたという唯一無二の存在に、既製品の服を合わせるようなことはしません。その土地が持つ可能性を最大限に引き出し、あなたの人生と深く響き合う、世界にただ一つの「風景」を、あなたと共に創造します。
3|五感が喜ぶ「本物の素材」だけを
目を閉じ、素足で床に触れ、深く呼吸する。その瞬間に、細胞レベルで安らぎを感じられるか。私は、人の五感が「本物」だと知っている素材だけを厳選します。
時と共に「劣化」する素材は使いません
ビニールクロスや、塗装された外壁材(窯業系サイディング)のような、いわば「化粧」でごまかすことはしません。私が選ぶのは、時を経て深い艶をまとう無垢の木材。光と影を柔らかく受け止め、部屋の空気をきれいにしてくれる漆喰の壁。そんな、傷さえも家族の歴史として愛おしくなる生命感のある素材を選びたいと思っています。
本物は贅沢ではなく、必然です
これらは特別な贅沢品なのでしょうか。いいえ、私はそうは思いません。ビニールクロスのように数十年で張り替えが必要な素材と違い、本物の素材は手入れをすれば一生ものです。心豊かな暮らしにとって、それは必然であり、豊かさの本質だと信じています。
4|家の価値は、見えない場所で決まる
家の本当の価値は、壁や床下に隠された、目に見えない部分で決まります。そしてそこには、作り手の良心のすべてが映し出されるのです。
壁の中に「時限爆弾」は埋めません
未来のあなたへの「裏切り」となりうる素材は、決して使いません。例えば、湿気を吸ってしまい、壁の中で結露を起こすような一般的な断熱材。それは家の呼吸を止め、柱を腐らせ、家族の健康を静かに蝕む時限爆弾になりかねません。作り手として絶対に許されない行為です。
「呼吸する断熱材」で、家と家族を守ります
私が選ぶのは、湿気を上手に吸ったり吐いたりして、家と共に呼吸する自然素材の断熱材です。この見えない部分への投資こそが、夏涼しく冬暖かい快適さを生み、何十年にもわたるあなたの暮らしに、揺るぎない安心の土台を築くのです。
5|私が設計するのは、美しい時間
家は、単なる箱であってはなりません。人生を豊かに彩り、感性を育む舞台そのものであるべきです。私の仕事は、建物の設計図を描くことでは終わりません。
庭は、もう一つのリビングです
私は、庭のない家を「未完成」だと考えています。窓は、自然を切り取る一枚の絵画です。その絵画に、季節の移ろいや光の躍動を描き出す。建物と庭を一体として捉え、暮らしに生命の潤いをもたらすこと。それが私のデザインです。
光と影、家具までをデザインします
夜の食卓を温かく灯す光。肌に触れるカーテンの質感。空間に調和する一脚の椅子。それらすべてが、美しい時間を構成する重要な要素です。家ができてからバラバラに選ぶのではなく、建築の計画段階から、家具、照明、アートに至るまで、すべてが優しく調和するよう導くこと。それこそが、建築士としての最後の責任だと考えています。
6|旅の始まりに、確かな地図を
ここまで、私の家づくりに対する想いをお話ししてきました。しかし、想いだけでは、本当に良い家は建ちません。その想いを支える、揺るぎない技術と、後悔しないための具体的な知識が必要です。
私が貫く数々の「やらないこと」。その一つひとつには、家の性能を最大限に高め、あなたの暮らしを豊かにするための明確な理由があります。その理由と、家づくりで本当に大切にすべきことの核心を、一冊のガイドブックにまとめました。
家づくりという壮大な旅で、あなたが道に迷わないための「コンパス」となる一冊です。始める前に知っておくべき本質的な知識を、5つの秘訣として分かりやすくお伝えします。
ガイドブック『かしこく始める、理想の住まいづくり 5つの秘訣』私が最も重要視する、家の性能とデザイン、そしてお金の核心に触れています。
1.【断熱】 家族の健康と家の寿命を左右する、「本物の断熱」とは
2.【気密】 快適さの鍵を握る、目に見えない「気密性能」の重要性
3.【耐震】 数値だけでは測れない、100年後も安心な「構造」の核心
4.【デザイン】 人生を豊かに彩る、「美しい時間」をデザインする方法
5.【お金】 初期費用に惑わされない、家の「本当の価値」を見抜くお金の話
もし、あなたがこの長い手紙を読み、心が動かされる何かを感じたなら。まずはこのガイドブックを手に取り、私の想いを支える具体的な知識に触れてみてください。
ご登録いただいた方には、その後、私から不定期にニュースレターという名の「手紙」をお送りします。家づくりの舞台裏や、暮らしを豊かにする思索など、ここでしか語らない言葉を綴ります。もちろん、売り込みは一切ありません。私の考えが不要だと感じられたらいつでも解除できます。あなたの最高のパートナーとなれる日を、心からお待ちしています。
さあ、未来の家への扉を開いてみませんか。メールアドレスをご入力いただければ、すぐにガイドブックをお届けします。
※ご登録いただいたメールアドレスは、プライバシーポリシーに基づき厳重に管理し、ニュースレターの配信以外には使用いたしません。
0コメント